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季節の健康

季節の変わり目や生活環境の変化に合わせて、からだのことを考えよう

お酒の上手な飲み方

忘年会・新年会シーズンがやって来ました。お酒を飲む機会が多くなるのがこの季節ですね…。ついつい度を越したり、二日酔いになったり、お酒にまつわるトラブルも増えがちです。 今回のご提案は少しでも肝臓に負担が少なく健康的に楽しく飲み会シーズンを過ごす情報のご提供を致します。

ご希望の項目をお選び下さい。

知って少し実行健康飲酒

■お腹がすいている時には、本格的に飲まない
空腹なのにお酒をぐぃ〜っと本格的に飲むと、アルコールがストレートに吸収され、酔いが早く回ります。アルコールは胃粘膜から約20%・小腸上部で約80%吸収されます。空腹時に入ったアルコールは薄まる事なく門脈を通って肝臓に運ばれ肝機能を酷使し臓器への負担が大きくなります。 又、空腹時のアルコール摂取は胃の粘膜を直接刺激するので、胃や食道のダメージも大きくなります。特にアルコール度数が高いお酒は控え、ビールや軽い果実酒をゆっくり飲む位にして置きましょう。

■食べながら飲むことのすすめ
お酒好きの方の中には、飲み初めから何も食べずに飲みつづけて、酒豪と言われる方が結構居ますが、お酒の飲み方・嗜み方を知らない無知な酔いどれと言えます。本当にお酒を愛す酒豪は、一生お酒とうまく付き合うために、酒の肴をおいしく食べながらお酒を味わいます。それが本来の愛飲家と言えるでしょう。 胃や小腸上部で吸収されたアルコールは御承知の様に肝臓に運ばれ分解されます。肝臓がアルコールを分解する為には、ビタミンやたんぱく質を必要とします。酒の肴を食べると言う事は肝臓に負担を掛けない飲酒法と言う事でお酒好きの方の常識と言えます。 又、飲酒中に食べ物を摂取すると言う事は、肝臓に必要な栄養素を補給するだけでは無く、食ベ物を摂る事により消化器官に血液が集中し、肝臓への血流も良くなります。(通常時の約1.7倍) 従って肝臓も働きやすい環境を保つ事が出来るのです。

二日酔い対策

■二日酔いの知識「アセトアルデヒト脱水素酵素って何?」
アルコールは肝臓でアルコール脱水素酵素によりアセトアルデヒトに分解され、アセトアルデヒト脱水素酵素で酢酸に分解されます。 アセトアルデヒト脱水素酵素には、I型(濃度が高くないと働かない酵素)とII型(低い濃度で働く酵素)の2種類あり、I型酵素は、誰でも持っています。

二日酔いの対処と予防
● 軽い症状の場合は水分をたっぷり補給し、お風呂に入ったり、シャワーを浴びれば楽になります。
● 市販の胃腸薬(ソルマックや液キャベ)を飲むことでスッキリする事も多いです。
● 出来れば「今日は飲むぞ!」という時は、お酒の前に肝臓の働きを助けるビタミ ン剤の服用で二日酔いがある程度予防できます。

細胞は23時頃から真夜中の2時の間に最も盛んに再生されます。
この間に起きて活動していると肝臓への血流が少なく、充分に肝臓の再生が進みません。出来るだけ3次会は遠慮し、早く帰宅し床に着きましょう。
(年末・年始の飲み会では無理かも) 無理な場合は、横になるだけでも肝臓への血流が良くなります。又、足の指を開いたり閉じたりと動かすだけでも、末端の刺激で肝臓への血流が増加し効果は有ります。アルコールの後の食べ物として、緑茶や柿に含まれるタンニンや果物に多く含まれる果糖やペクチンがよいと言われています。

アルコールの知識

■お酒の種類とアルコール量とカロリー
筆者も下の表を見て一番にどの酒が効率良く(安く)酔えるか等と考えてしまいますが、是非身体の事を考えて飲酒量とカロリー摂取量の目安にして下さい。

お酒の種類 一般的度数 アルコール量 カロリー
ビール 大瓶1本 5.00% 25g 253kcal
ウィスキー 1,50 40.00% 19g 132kcal
ブランデー W60ml 40.00% 19g 132kcal
ワイン 120ml 12.00% 11g 90kcal
焼酎35度 1合180ml 35.00% 50g 347kcal
清酒 1合180ml 16.50% 23g 204kcal



■アルコール血中濃度と良い加減

血中濃度 状態
0.02〜0.04 陽気になり楽しい・判断少しだけにぶる
0.05〜0.10 ほろ酔い気分・抑制がとれ体温と脈が高くなる
0.11〜0.15 気が大きくなる・立てばふらつく・飲み癖が出だす
0.16〜0.30 陽千鳥足・ろれつが回り難くなる・吐き気が出る場合がある
0.31〜0.40 まともに立てない・意識混濁・話が支離滅裂になる
0.41〜0.50 意識がほとんど無くなる・呼吸がゆっくりになる・死亡の恐れも

便利グッズベスト5

1口臭消臭剤
ブレスケアやマウスペットなど 食べるタイプ・飲むタイプ・スプレータイプ等剤型や味は色々、お好みの物を一つバックに入れておこう。 料理の臭いやお酒の臭いをシャットアウトエチケット
2フットスプレー
男性はもちろん、ブーツの季節なら女性も絶対必需品!! お店に入って、ピンチ!! この季節お座敷タイプの宴会が圧倒的に多い。 足の臭いが気になって楽しい宴会のハズがブルーにならない様にネ…。
3染み抜き剤
女性ならおしゃれして宴会へGO!! 飲んで、ハシャイで、食べてそして食べこぼし! よそ行き洋服にシミが付く!! 良く有る事です。 転ばぬ先の杖で携帯用衣類のシミ抜き剤をバックに入れておきましょう。
4胃薬
宴会シーズンの主流はやっぱり1本飲みの液体胃薬ソルマックや液キャベが超人気、飲む前や飲んだ後にハイ1本胃がス〜とスッキリ気持ち良くなります。
5のどスプレー
2次会・3次会の定番はやっぱりカラオケ、のどの調子を高めて美声をどうぞ、歌い過ぎ、タバコの吸い過ぎのノドの痛みやイガイガにバツグンの効果を発揮します。

肝機能検査の基準値

ここでは数有る肝機能検査の中で一般的な物の基準値をご紹介致します。又、ここでの基準値は日本医師会の値を掲載していますが、検査結果の正常域等については、検査実施施設によって幅や表記法に差がありますので担当医師にご確認下さい。

GOT・・・グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ(ASTアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)
GPT・・・グルタミン酸ビルビン酸トランスアミナーゼ(ALTアラニンアミノトランスフェラーゼ)


GOT・GPTは肝臓や心筋・骨格筋・腎臓の細胞の中に合まれる酵素です。肝臓の細胞に何らかの障害が発生すると、細胞がこわれ、これらの酵素が血液の中に流れ出ます。
とくにGOTは肝臓と心臓の病気の指標として、GPTは肝臓あるいは胆道の病気の指標として使われています。
また、GOTとGPTとの比率から肝疾患の種類をおおまかに推測することもできます。

※あくまでも一般的な推測であり病名等をここにおいて判断する物ではありません。お医者様の診断をお受け下さい。

項目名 基準値(正常値) 異常を示す病気(高値の時)
GOT 8〜33 U/I 急性肝炎、慢性肝炎、アルコール性肝炎、脂肪肝、心筋梗塞、 筋疾患(進行性筋ジストロフィー、多発性筋炎、皮膚筋炎、など)、など
GPT 4〜45 U/I 急性肝炎、慢性肝炎、アルコール性肝炎、脂肪肝、肝硬変、など

■γ-GTP(ガンマーグルタミルトランスペプチダーゼ)
γ-GTPは、肝臓の他、腎臓、膵臓の細胞に含まれる酵素です。個人差の大きい酵素ですが、肝臓や胆道の病気で胆汁の排泄がうまく行われなかったり、肝臓の細胞が壊されたときに血中に増加します。 γ-GTPは、アルコールの取りすぎによって値が高くなることが知られています。 一般的には禁酒によって速やかに低下します。

項目名 基準値(正常値) 異常を示す病気(高値の時)
γ-GTP 8〜33 U/I 急性肝炎、慢性肝炎、アルコール性肝炎、脂肪肝、肝硬変、など
4〜45 U/I

■ビリルビン
ビリルビンは、胆汁に含まれる褐色の色素(胆汁色素)です。 赤血球がたくさん壊されたような場合や肝臓や胆道の病気で胆汁の流れが悪くなった場合は、総ビリルビンが増加します。

項目名 基準値(正常値) 異常を示す病気(高値の時)
総ビリルビン 0.2〜1.3 mg/dl 肝臓の病気(肝炎、肝硬変)、胆道の病気、溶血性疾患、体質性黄疸、など

ちょっとした心遣いといたわりで健康的に楽しくお酒を飲みましょう!